きっかけ

 

きっかけはなんですか?

 

というのは定番の質問だが、答えに困る。

衝動的に何かするタイプでないから尚更なのかもしれないが、何かを始める時に一つしか理由がない時がほぼない。

 

大学生の時に朝活をしていた時もよくされた質問だったが、その日の気分や相手によって答え方を変えていた。

 

 

今、ヨガのイントラになろうと思ったきっかけを聞かれたら、

バレエやダンスをやっていて、それらを活かす仕事に就きたかったから

と答えている。

 

そうすれば端的に説明できて、万人が納得できる、理由らしい理由。

 

それは嘘ではない。

それもきっかけの一つではある。

 

だけど、はっきりと、ヨガのインストラクターを目指そうと決めたのは西表島にリトリートに行ったときだった。

 

 

京都のヨガ教室で主催していたリトリートに参加してみることにした。

京都に住んだのは1年半くらいで、だいたい短いねと言われるけど、私にとっては濃い期間だった。

 

いる間に通うヨガ教室を3回変えた。

2つめの教室となったそこは、リトリートに参加するために通った。

 

1つめの教室がしっくりこず、違うところを探していた時にそこの教室とリトリートを見つけた。

 

リトリートなるものに行ってみたかった。

参加したのは単純にそんな理由。

 

 

あの頃は仕事が忙しく、前々から休み希望を伝えていたのに、仕事の大事な予定がかぶってきた。

正社員ではなかったし、怒られるの承知で無理やり行った。

 

こういう「行くべき」みたいな直感は強い方だと思う。

 

 

出発の直前まで、深夜に及ぶ仕事を続けてきたため、リトリート中は熱を出して寝込んでしまった。

半分くらいの日程を無駄にした。

 

朝夜のヨガレッスンが受けられたけど、それも半分くらいしか出れなかった。

だけど、南国で寝込んでいるだけで幸せだった。

(テレビ番組がほぼ沖縄のしか見れなかったのはストレスだったけど)

 

病み上がりでヨガに参加すると、シャバアーサナで完全に寝てしまっていた。

本当に先生にトントンされるまで起きなかった。

頭で考えるより、身体はよく自分のことを分かっている。

 

こんな無茶苦茶な生活、やめるべきなんだ。

 

ここまで身体と心を疲れさせてしまったことに「ごめんね」と思った。

丈夫な身体のはずなのに、こんな状態にさせてしまったと気づき、今の生活を変えよう、近いうちに仕事を辞めようと決めた。

 

そしてこんな大事なことに気づかせてくれるヨガってすごい、これを伝える側になりたい、と思った。

 

それがヨガのインストラクターを目指したきっかけです。

 

でもこれはクリパルヨガに出会う前。

 

どこでティーチャートレーニングを受けるのかはめちゃくちゃ大事だと思うので、また書きます。